夏の甲子園予選を控え、練習に熱が入る天草工業高校野球部。そんな選手たちのもとに、今年も「ある人物」から大量の公式球が届けられました。「天草から初の甲子園へ」という熱い願いとともに、120球ものボールを贈り続けているその人物の正体は――。送り主は天草が生んだ「サブマリン」山中浩史さんボールの贈り主は、天草市新和町出身の元プロ野球選手、山中浩史さんです。東京ヤクルトスワローズで変幻自在のアンダースロー投手として活躍した山中さんは、現役引退後もふるさと天草の野球少年・少女たちを支援し続けています。新和社会体育協会と共に行われているこの公式球の寄贈は、令和元年から始まり、今年でついに6回目を数えます。プロの魂が宿る「ヤクルトスワローズ使用球」贈呈された120球の公式球は、ただの新品ボールではありません。実はこれ、東京ヤクルトスワローズのプロ野球選手たちが、実際に練習で使用していたボールなのです。山中さんの縁で提供されたこの「プロ仕様」のボールは、天草工業高校硬式野球部の選手たちの手へと新和社会体育協会から渡されました。また、今年はボールだけでなく、オリジナルTシャツも贈呈され、思わぬサプライズに部員たちの士気も最高潮に達しています。(画像:2年生 田口皆海君)益田主将「ワンチームで夏の甲子園に」プロの舞台で使われていたボールを手に、主将の3年益田智成選手(牛深中学校出身)は感謝と決意を語りました。(画像:3年益田智成主将)「公式球が増えて、練習の質が上がるので大変ありがたいです。夏の試合でいい結果が残せるように頑張っていきたいです」大会まで残り2カ月。3年生はわずか4人という状況ですが、益田主将の言葉には力がこもります。「3年生は4人しかいませんが、2年生や1年生と『ワンチーム』になって、夏の甲子園に行けるように頑張りたいです」郷土のヒーローから届いた「プロの魂」がこもったボール。その一球一球を噛みしめながら、天草工業高校野球部は天草勢悲願の甲子園出場に向け、最高の準備を進めています。甲子園出場をかけた夏の大会は7月4日に開幕します。